【9月24日 AFP】ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は23日、米ニューヨークの国連(UN)本部で記者団に対し、西側諸国はウクライナ支援を通じてロシアと「事実上の」戦闘を行っていると非難した。

 ラブロフ氏は、昨年の戦闘開始以降、西側はウクライナに数十億ドル規模の武器を供与してきたことを指摘。また、米英両国は情報活動面でも支援しており、西側の軍事顧問も存在すると語った。

 同氏は「彼ら(西側諸国)はわれわれと真っ向から戦っている」とし、「どのように表現しても構わない」「われわれはハイブリッド戦争と呼ぶが、(ロシアと戦っているという)事実は変わらない」と述べた。

 一方、ウクライナ軍は、南部クリミア(Crimea)半島のロシア黒海(Black Sea)艦隊司令部に対する22日の攻撃について、「ロシア海軍幹部の会合中に行われた」と説明。艦隊指揮官をはじめ十数人が死傷したとしている。キリロ・ブダノフ(Kyrylo Budanov)情報局長も米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の取材に対し、高官を含む「少なくとも9人」が死亡したと主張した。(c)AFP