【9月22日 AFP】ロシアが併合したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島の黒海(Black Sea)艦隊司令部が22日、ウクライナ軍によるミサイル攻撃を受け、少なくとも兵士1人が死亡したと、ロシア側が発表した。

 ロシアが任命した特別市セバストポリ(Sevastopol)のミハイル・ラズボザエフ(Mikhail Razvozhayev)知事はソーシャルメディアに、「艦隊司令部が敵のミサイル攻撃に遭った」と投稿。

 さらに同氏は二つ目の投稿で、人口50万人を超えるセバストポリの住民に対し、「再び攻撃を受ける可能性がある。市中心部に行くのは避け、屋外に出ないように」と呼び掛けた。

 また、ロシア国防省は「少なくとも兵士1人が死亡」したと発表するとともに、防空システムでミサイル5発を撃ち落としたと主張した。

 ロシア側が貨物船の安全な運航を保証する合意から離脱して以降、ウクライナ、ロシア両軍共に黒海およびその周辺での攻撃を強化している。(c)AFP