【9月22日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は21日、訪問先の米首都ホワイトハウス(White House)でジョー・バイデン(Joe Biden)大統領と会談し、軍事支援の継続を訴えた。

 これに先立ち、高性能の防空兵器を含む追加支援を発表したバイデン氏は、「われわれは常にウクライナと共にある」と述べ、ゼレンスキー氏と固い握手を交わした。

 ゼレンスキー氏は同日、米議会も訪れたが、英雄として歓迎された昨年12月の訪問時とは一変、支援に消極的な共和党は厳しい対応を見せた。議会での演説はなく、非公開の会合での訴えだけに終わった。

 共和党は、バイデン氏がウクライナ支援で要求している240億ドル(約3兆5000億円)の追加予算を阻止しようとしている。

 ホワイトハウスによると、バイデン氏はウクライナ側が強く求めている射程約300キロの長距離地対地ミサイル「エータクムス(ATACMS)」については今回、供与を見送った。(c)AFP/Danny KEMP and W.G. DUNLOP