【9月19日 AFP】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)に出場しているニュージーランド代表のPRイーサン・デグルート(Ethan de Groot)は18日、プールAのナミビア戦で受けたレッドカードで2試合の出場停止となり、準々決勝までプレーできないことになった。

 デグルートは15日の試合でノーバインドタックルの反則を犯してイエローカードを提示されたが、試合中の「バンカーレビューシステム」によりレッドカードに変更された。ボール保持者に対して腕を回そうとせずにタックルしたため、レッドカードより処分を軽くする余地はないと判断された。

 これにより3試合の出場停止処分を言い渡されたが、(危険なタックルなどの反則を減らす目的で)ワールドラグビー(World Rugby)が定める「コーチング・インターベンション・プログラムを完了することを条件」に、処分期間は2試合に軽減された。

 イアン・フォスター(Ian Foster)ヘッドコーチ(HC)は、この決定にがっかりしていると同時に「少し驚いている」とコメント。これに異議を申し立てることは可能であるものの「甘んじて受け入れるしかない」とし、「彼は次の2試合に出られないが、その間にやるべき仕事はある」と述べた。

 オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)はプール初戦でフランスに敗れた後、ナミビアに71-3で大勝して勢いを取り戻した。今週末は試合が組まれておらず、次戦はリヨン(Lyon)で行われる29日のイタリア戦となっている。(c)AFP