【9月18日 AFP】17日に行われたラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)プールDのイングランド戦で、日本は松田力也(Rikiya Matsuda)のペナルティーゴール(PG)4本の得点にとどまり敗れたものの、ジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)はチームを「非常に誇らしい」と語った。

 現役時代にはオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)のナンバー8としてプレーしていたジョセフHCは、「われわれは多くのチャンスをつくり出したが、ミスが多すぎた」と振り返った。

 さらに「イングランドはかなりのプレッシャーをかけてきたが、まさに腕相撲のように感じた場面もあった。とにかくそういう機会に主導権を握る必要があったが、それができなかった」と分析しつつ、「だが、これがラグビーのテストマッチだ。相手がこちらを消耗させることに成功した」と述べた。

 日本はトゥールーズ(Toulouse)で行われる28日のサモア戦の後、ナント(Nantes)で臨む10月8日のアルゼンチン戦でプールステージを締めくくる。

 一方、イングランドのSOジョージ・フォード(George Ford)は「(勝利を)喜んでいる」と話し、「日本は素晴らしいチームだ。いろいろなチャレンジをしてくるし、決して諦めないという信じられない姿勢がある」とたたえた。

「自分たちがこの一週間実際に練っていた計画よりも、試合の後半まで相手を引き離すのに少し時間がかかってしまった」

「見ていて最高の試合ではなかったかもしれないし、最終的には得点するのに別の方法でゲームを組み立てるしかなかったが、選手たちにはよい規律があったと思う」 (c)AFP