フィジーが約70年ぶり豪撃破、南アは零封大勝 ラグビーW杯
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【9月18日 AFP】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)は17日、プールCの試合が行われ、フィジーが22-15でオーストラリアを撃破し、ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)戦では実に69年ぶりの勝利を挙げた。
これで準々決勝進出に望みを残したフィジーは、マンオブザマッチに選ばれたジョシュア・テュイソバ(Josua Tuisova)の後半のトライに加え、SHシミオネ・クルボリ(Simione Kuruvoli)がキックで合計14得点を挙げるなどし、初戦のウェールズ戦で惜敗した悔しさを晴らした。
オーストラリアはマーク・ナワンガニタワシ(Mark Nawaqanitawase)とスリアシ・ブニバル(Suliasi Vunivalu)がトライを記録したが、ほぼ常に相手に先行を許していた中で、ボーナスポイントを獲得するだけにとどまった。
一方、プールBの南アフリカは、コブス・レイナック(Cobus Reinach)とマカゾレ・マピンピ(Makazole Mapimpi)がそれぞれハットトリックの活躍を見せ、合計12トライの猛攻でルーマニアを76-0で粉砕した。
レイナックはチーム最初の5トライのうち3本を決め、わずか21分間でハットトリックを達成。2019年W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のカナダ戦でもハットトリックを記録しているが、このときはわずか11分間で成し遂げている。
マピンピは前半にトライ1本を決めた後、後半には立て続けに2本を記録してハットトリックを達成した。
南アフリカが18-3でスコットランドを下した初戦に続く勝利を挙げたのに対し、ルーマニアはアイルランド戦の大敗に続いて2連敗となり、W杯で無得点に終わったのも2007年大会以来となった。(c)AFP