【9月17日 AFP】2024年大統領選での再選を目指すに当たり高齢を不安視されているジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領(80)に、思わぬところから援護射撃があった。ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領(77)が17日に放送されるNBCテレビの番組で、米史上最高齢の大統領のバイデン氏について、「高齢」であることは問題ではないと述べた。ただし、直後に「適任ではないと思う」と付け加えた。

 両氏の年齢差は小さいが、米国人はバイデン氏の高齢を不安視していることが世論調査で分かっている。ある調査によれば、4人に3人がバイデン氏に続投する能力があるかを疑問視している。

 トランプ氏はトーク番組「ミート・ザ・プレス」の中で、「世界の偉大な指導者の幾人かは80代だった」と指摘。「私に関しては80歳間近ではない」と述べた。

 その上で、「バイデン氏もそれほど高齢ではない」と語った。ただし、「彼(バイデン氏)は適任ではないと思う。その方が大きな問題だ」と付け加えた。(c)AFP