【09月15日 KOREA WAVE】
ガールズグループ「MAMAMOO」のメンバー、ファサさん(インスタグラムキャプチャー)(c)NEWSIS
ガールズグループ「MAMAMOO」のメンバー、ファサさん(インスタグラムキャプチャー)(c)NEWSIS

韓国のガールズグループ「MAMAMOO(ママム)」のメンバー、ファサさんが今年5月、成均館(ソンギュングァン)大人文社会科学キャンパスの祝祭ステージに上がった際、ホットパンツ姿で両脚を広げて座り、舌で手をなめる真似をして特定の部位を手で撫で上げた――保護者の団体はこの振り付けを問題視したうえ「大衆の性的羞恥心を刺激した」として警察にファサさんを告発した。警察は最近、ファサさんを取り調べたという。

この問題が11日、CBSラジオ「キム・ヒョンジョンのニュースショー」で取り上げられ、出演していた学生保護者人権保護連帯のシン・ミンヒャン代表は「公演の振り付けとは全くニュアンスの異なる行為をした。これは公然わいせつ罪のわいせつ行為に該当する」と訴えた。

一方、ファサさんのパフォーマンスを芸術の領域と判断すべきだという反論もある。番組に出演していた大衆文化評論家のキム・ホンシク氏は「大学祭の当事者である大学生が問題を感じたなら問題視すべきだが、今回の告発は、現場にもいなかった第3者である保護者団体によるものだ」と疑問視している。そのうえで「モンスターペアレンツ(子どもに対する過保護から無理な要求をする保護者ら)が芸術の自由に対して過剰に介入している」と指摘している。

またキム・ホンシク氏は「10代のアイドルが性的な振り付けをさせられるなど『10代の性商品化』は徹底的に防がなければならない。だが今回は、20代のファサさんが大学生の学園祭で演じたパフォーマンスである点を考えあわせる必要がある」との見解を示した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News