【9月12日 CGTN Japanese】毎年旧暦の9月9日(今年は10月23日)は中国の「敬老の日」で、この日が近づくにつれ、河南省(Henan)開封市(Kaifeng)の金康住民団地でコミュニティーのスタッフと高齢者との「明かりの約束」が、2人の命を救ったことが注目を集めています。

 開封市金康住民団地の責任者である劉芳さんは、毎日通勤の際、つい団地の特定のいくつかの窓を見上げ、カーテンが開いているかどうか、明かりがついているかどうかをチェックすることで、ここに住む一人暮らしの高齢者が健康かどうかを判断しています。重点的にチェックしているのは要介護・半介護の一人暮らしの高齢者17人で、団地のスタッフと17人は毎日、特に意識しなくてもよい「明かりの約束」をしています。

 今年1月、団地のスタッフが巡回していた際、一人暮らしの範さんの家のベランダの照明が約束通りに点灯していないことに気付きました。スタッフが急いで訪問したところ、範さんが脳梗塞でトイレで倒れているのを発見し、すぐに救急車を呼びました。発見が早かったため、範さんは応急手当を受けて危険を脱しました。また、今年3月、団地のスタッフが朝出勤した際、一人暮らしの李さんの家のカーテンが開いていないことに気付き、合鍵を持って李さんの家に駆け付けたところ、李さんは心臓発作で寝室で倒れているのを発見しました。このようにして、金康住民団地のスタッフたちは、一人暮らしの高齢者との「カーテンの約束」「明かりの約束」により、2人の命を救いました。

 高齢化の加速に伴い、一人暮らしの高齢者の介護問題は中国が直面する重要な課題となっています。住民団地に止まっての在宅ケアは高齢者の介護問題の解決を模索する重要な方向とみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News