【9月12日 AFP】サッカーイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)でプレーするフランス代表MFポール・ポグバ(Paul Pogba)が、ドーピング違反のため暫定資格停止処分を科された。イタリア反ドーピング機関(NADO)が11日、AFPの取材で明らかにした。

 2022年にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からユベントスに復帰した30歳のポグバは、ユベントスが3-0で勝利した8月20日のウディネーゼ(Udinese)戦後のドーピング検査で違反が見つかったとされる。

 NADOによると、禁止されている「非内因性のテストステロン代謝産物」が検出された。問題のA検体に続いてB検体も陽性となれば、ポグバは最長4年間の資格停止処分を受ける可能性がある。

 ポグバは18年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)でフランス代表の優勝に貢献。ユベントスには12年から16年にも所属し、4度のリーグ制覇や2度のイタリア杯(Italian Cup)優勝を経験した。

 しかし、昨季はけがに加えて巨額の恐喝被害に巻き込まれるなどし、ユベントスではリーグ戦6試合を含め公式戦の出場は10試合にとどまった。代表でも昨年のW杯カタール大会(2022 World Cup)出場を逃しており、復活を目指していた中での新たな打撃となった。(c)AFP