米屈指の名監督 MLSの調査後にレボリューション指揮官を辞任
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【9月10日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)は9日、元米国代表監督のブルース・アリーナ(Bruce Arena)氏が、「無神経で不適切な発言をした」疑惑に関するリーグ側の調査の結果、ニューイングランド・レボリューション(New England Revolution)の指揮官を辞任したと発表した。
米国内で最も成功した指揮官であるアリーナ氏は、7月30日から休職処分となっていた。MLSはこの疑惑について調査を行っていたが、その詳細は公表されていない。
レボリューションは発表文の中で、「ブルース・アリーナの辞任を受け入れた。ブルースの健闘を祈るとともに、チームへの貢献を感謝する」としている。
アリーナ氏はD.C.ユナイテッド(D.C. United)で1996年と97年にMLSカップ(MLS Cup)連覇を達成し、98年にはCONCACAFチャンピオンズカップ(CONCACAF Champions Cup、現CONCACAFチャンピオンズリーグ<CONCACAF Champions League>)のタイトルを獲得。また、ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)でも3度MLSカップを制覇した。
2019年にはレボリューションの監督兼スポーツ・ディレクター(SD)に就任し、2021年シーズンにはレギュラーシーズンの最上位成績チームに送られるサポーターズ・シールド(Supporters' Shield)を獲得している。
1998年10月に就任した米国代表監督としては、チームを2002年の日韓W杯(2002 World Cup)で準々決勝に導き、戦後では同国最高となる成績を残した。2度目の代表指揮官就任時はW杯ロシア大会(2018 World Cup)出場を逃し、辞任していた。(c)AFP