【9月10日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2023)は9日、女子シングルス決勝が行われ、大会第6シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)は2-6、6-3、6-2で第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)に逆転勝ちし、四大大会(グランドスラム)初優勝を果たした。

 大会後に発表される世界ランキングで1位に浮上するサバレンカに対し、下馬評は低かった19歳のガウフだが、勝負どころで冷静さを発揮し、内容的にもふさわしい勝利を手にした。

 7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)では初戦敗退を喫し、どん底を味わったが、その後シティ・オープン(Mubadala Citi DC Open 2023)とウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2023)で復活の連続優勝を果たし、今回キャリア最大の勝利をつかんだ。

 試合後のインタビューでは「本当に大きな意味がある」優勝だと喜び、「今は少し混乱している。(昨年)全仏オープン(French Open 2022)決勝で敗れたのはショックだったが、そのおかげでこの瞬間が想像以上に特別なものになった」とコメントした。

 また、「正直に言うと、私のことを信じてくれなかった人たちにも感謝したい」と話し、「私の火に水を注いでいると思っていた人たちは、実は私の火にガスを注いでくれていた。だから私は今燃えて輝いている」と続けた。(c)AFP/Rob Woollard