【9月7日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2023)は6日、準々決勝の試合が行われ、カナダとドイツが4強入りを果たした。

 カナダは米プロバスケットボール(NBA)のスター選手ルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)を擁するスロベニアを100-89で下し、初のW杯ベスト4進出。8日の準決勝ではセルビアと対戦する。ドイツは初出場のラトビアに81-79で競り勝ち、米国との準決勝へ駒を進めた。

 カナダとスロベニアの一戦は50-50の同点でハーフタイムに突入すると、後半に入りカナダがディロン・ブルックス(Dillon Brooks)の3ポイントシュートなどで7点のリードをつくり、じりじりと差を拡大。第4クオーターにはスロベニアはドンチッチ、カナダはブルックスが退場となる激しい試合となったが、カナダがそのまま総力戦を制した。

 ドイツは、司令塔のデニス・シュレーダー(Dennis Schroder)が試合後に「おそらくキャリアでも最悪の試合だった」と振り返るなどフィールドゴール(FG)26本中わずか4本成功と不発。チーム全体としても攻撃が振るわず、終盤にはラトビアの反撃に遭って危ない場面もあったが逃げ切った。

 ラトビアは前回王者のスペインや東京五輪銀メダルのフランスなど強豪相手に番狂わせを演じて勝ち上がってきたが、準々決勝で快進撃はストップすることになった。

 スロベニアとラトビアが敗退したことを受け、ドイツとセルビアがW杯の欧州上位2チームとして、2024年パリ五輪の出場権を獲得した。(c)AFP/Andrew MCKIRDY