米国とセルビアが快勝で4強入り バスケW杯
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【9月6日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2023)は5日、準々決勝の試合が行われ、米国とセルビアがベスト4入りを果たした。
2日前に行われた2次ラウンドのリトアニア戦で、大会初黒星を喫した米国だが、この日はイタリアに100-63で大勝して敗戦のショックを完全に振り払った。次は8日にドイツ対ラトビアの勝者と対戦する。
チーム最多の24得点を挙げたミケル・ブリッジズ(Mikal Bridges)は、このゲームに向けたテーマは「流れをつくる」ことだったと話し、「ヘッドコーチ(HC)のおかげで準備ができていたし、みんなとにかくハングリーだった」とコメントした。
セルビアは堅いディフェンスを武器に、米国を破るなどここまで無敗だったリトアニアを87-68で撃破。カナダかスロベニアとの準決勝に駒を進めた。
試合最多の21点を決めたボグダン・ボグダノビッチ(Bogdan Bogdanovic)は、1次ラウンドの南スーダン戦で相手選手の肘が当たり、最終的に腎臓の摘出手術を受けたチームメートのボリサ・シマニッチ(Borisa Simanic)に勝利をささげるとし、シマニッチが試合前にチームを激励したことが「素晴らしいエネルギー」をくれたと話した。
「彼は『みんな、僕は大丈夫だから心配するな。きょうは勝ってくれ』と言っていた」と明かしたボグダノビッチは、「あんな出来事があったのにチームのことを考えてくれて、その姿勢がチームを一つにした」と感謝し、「すごい男だし、この勝利は彼のものだ」とコメントした。(c)AFP/Andrew MCKIRDY