中国海南省で水産養殖が成長 漁業全体の4割強に
発信地:中国
[
中国・台湾
]
このニュースをシェア
【9月8日 CNS】中国・海南省(Hainan)は水産養殖業を発展させており、現在、同省の漁業部門に占める養殖生産額の割合は約43パーセントに増加している。今年上半期の同省の養殖生産量は34万6000トンで、前年同期比6.9パーセント増加した。そのうち、海面養殖の生産量は12万トン、淡水養殖の生産量は22万6000トンで、漁業に比べて養殖の成長が著しく早い。
海南省は、深海養殖やその他の近代的設備漁業において大きな潜在力を持っている。現在、海南省の深海養殖用水域の規模は719万立方メートルに達し、国内第3位となった。今年、同省は大型トラス式養殖いけす1基と重力式深水いけす102基を新設した。
また、大型トラス式養殖いけす10基と重力式深水いけす81基を建設中だ。さらに、深海養殖設備216基の建設も計画している。全てのプロジェクトが完成すると、養殖用水域は2022年比37.6パーセント増の270万立方メートル増加する。
水産養殖の中でも水産種苗業は海南省の特産産業だ。海南省には500以上の水産種苗企業があり、今年初め以来、海南省の水産種苗生産量は626億本に達し、前年比14パーセント増加した。また、新たに2種の水産種苗が国家認証に合格し、合計4種の新種が国家認証に合格している。(c)CNS/JCM/AFPBB News