世界の夏季セルフドライブ予約数が前年比で425.8%増加
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【8月26日 CNS】移動方法の変化と消費モデルのアップグレードに伴い、セルフドライブは市民の質の高い旅行の重要な手段となっている。8月16日、セルフドライブグローバルプラットフォーム「租租車(zuzuche.com)」が発表した「世界夏季セルフドライブレポート2023」によると、今年の夏に海外セルフドライブが急速に復活し、レンタカーの事前予約期間が大幅に延長され、一人当たりの費用が感染症前よりも高く、消費者の信頼の回復が続いている。
データによると、夏以降、「租租車」のセルフドライブ注文数は前年比で425.8%、平均レンタル期間は前年比で0.72日増加し、一人当たりのレンタカー費用は感染症前に比べて12.3%高い水準となっている。
今年の夏期、中国国内のレンタカーセルフドライブ利用数は前年比で87.5%増加し、その中で5日以上の中長距離旅行が前年同期比で15%増加した。また、旅行日数の平均も2019年同期比でほぼ1日分増加した。
セルフドライブの目的地別にみると、短距離旅行は主に中東部の都市を選ぶ傾向があり、一方で長距離旅行は西部の都市が選ばれる傾向がある。特筆すべきは、短距離旅行の人気目的地で、広州市(Guangzhou)が1位にランクインし、次いで成都市(Chengdu)、深セン市(Shenzhen)、三亜市(Sanya)、重慶市(Chongqing)、海口市(Haikou)、昆明市(Kunming)、北京市、長沙市(Changsha)、西安市(Xi’an)が続く。中長距離旅行の人気目的地では、成都市、ウルムチ市(Urumqi)、フルンボイル(Hulunbuir)が上位に位置している。
報告によると、8月以降、成都は伝統的なセルフドライブの人気目的地であり、西部の交通の要所として、成都ユニバと涼山イ族自治州(Liangshan Yi Autonomous Prefecture)のたいまつ祭(旧暦の6月24日)の二重の影響で人気が高まり、人気車種の予約が品薄となった。川渝地区(四川・重慶)は夏季のセルフドライブエリアで最も人気がある地域となっている。
この夏休み期間では、香港とマカオからのレンタカー注文が358%増加した。多くの香港とマカオの人びとが週末に家族や友人を連れて、大陸に来て、深センや珠海市(Zhuhai)の口岸(通関地)で車を借り、内地での短距離セルフドライブを楽しんだ。
国際的な視点から見ると、報告によれば、夏期にアジア、ヨーロッパ、オセアニアのセルフドライブの利用数はそれぞれ前年比で63.7%、47.12%、84.2%増加した。夏期に人気のあるセルフドライブ国は、オーストラリア、タイ、イギリス、ニュージーランド、ドイツ、イタリア、スペイン、マレーシア、フランス、スイスとなっている。
統計によると、今年の海外セルフドライブは高い成長率を保っており、夏期中の海外セルフドライブ注文数は前期比で40%以上増加し、前年比で1890%増加した。これにより、労働節(メーデー)と端午節(端午の節句)の休暇期間の合計を大幅に超えた。(c)CNS/JCM/AFPBB News