【9月6日 AFP】ラグビー日本代表で、ディフェンスコーチを務めるジョン・ミッチェル(John Mitchell)氏が5日、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)初戦のチリ戦に向けて、チリはよく訓練されたチームだと話し、勝つのが当たり前と思ってはいけないと警戒した。

 チリは今大会がW杯初出場で、対する日本は母国開催の前回W杯でアイルランドとスコットランドから金星を挙げ、4戦全勝でプールステージを突破した。

 しかしミッチェル氏は「まずは自分たちにフォーカスするのが重要だが、チリは非常に勇敢なチームだ」と話し、「W杯出場への決意を示し、すべての前哨戦で、真のまとまりと仲間のために戦う力があるところを見せている」と評価。「選手も粒ぞろいで、10番、15番は非常に攻撃的だ。当然ながらダイレクトな選手がいて、9番はボールを持ってよく走れる」と語った。

 日本はW杯に向けた準備試合は4戦3敗で、最後のイタリア戦も21-42の完敗を喫した。それでもミッチェル氏は、この4試合はいろいろなことを試す機会だったと考えており、「準備試合は、どれも勝ちたいのは当然だが、いろいろなことやメンバーを試し、チームとして修正して成長すべき部分に取り組んだ」と話している。

 準備試合で2枚のレッドカードをもらったことについては、「少しテクニックを変えて対応している」と言及。「(ハイタックルには)十分に気をつける必要があるが、自然にできる段階に来ていると思う」とコメントした。(c)AFP