【9月4日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は3日、オレクシー・レズニコフ(Oleksiy Reznikov)国防相を解任すると発表した。ロシアの侵攻から1年半が経過する中、国防省には「新たなアプローチ」が必要と説明した。

 ゼレンスキー氏は夕方のビデオ演説で、「レズニコフ氏は550日以上にわたって全面戦争に対応してきた」とし、「国防省には新たなアプローチが必要であり、軍と社会全体との向き合い方について、これまでの形を改める必要がある」と述べた。

 ゼレンスキー氏は後任として、クリミア(Crimea)のイスラム系少数民クリミア・タタール人で、国有財産基金のトップ、ルステム・ウメロフ(Rustem Umerov)氏を指名した。就任には議会での承認が必要となる。

 ウクライナは、ロシア軍への反転攻勢を続ける一方、欧州連合(EU)の要請を受けて汚職撲滅を推進している。(c)AFP