【9月2日 AFP】米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は1日、ウクライナ軍が南部での反転攻勢で過去72時間に「注目すべき進展」を示したと明らかにした。

 カービー氏は、ウクライナ軍の南部での反攻が3か月たってもあまり進展していないとの批判について問われると、ウクライナ側の予想よりペースが遅いことを認めた。

 その上で、「とはいえ、南部戦線で過去72時間にウクライナ軍が注目すべき進展を遂げたのを確認した」「ロシアの第2防衛線に対して、ある程度の成功を収めている」と述べた。

 ここ数日の西側の戦況分析によると、ウクライナ軍は南部ザポリージャ(Zaporizhzhia)州で、ロボティネ(Robotyne)とベルボベ(Verbove)間で数キロにわたってロシアの防衛線を突破している。

 カービー氏は「当局者が匿名で批判しているが、率直に言ってどれも(ウクライナ軍の反撃には)役に立っていない」「この反攻を客観的に見ている人なら、ウクライナ軍が今回進軍したことは否定できないはずだ」と語った。(c)AFP