【9月1日 AFP】フランス南西部オートガロンヌ(Haute-Garonne)県トゥールーズ(Toulouse)で8月31日、凱旋(がいせん)門の移設作業が行われた。市内で3路線目となる地下鉄の建設に伴うもの。

 凱旋門は第1次世界大戦(World War I)で亡くなった兵士を追悼するために建てられたもので、重さは約950トン。90度回転させた後、30メートル移動させた。

 辺りには移設作業を見ようと数百人が集まった。

 市内の交通網を運営するティセオ(Tisseo)のジャンミシェル・ラット(Jean-Michel Lattes)社長は「重さ1000トン近いモニュメントを移動させるのは極めて特別な出来事で、世界でもまれだ」と語った。(c)AFP