【8月31日 CGTN Japanese】中国高齢者科学研究センターは29日、北京で「中国高齢者産業発展報告書」を発表しました。同報告書は、高齢化の加速に伴い、中長期的に中国の高齢者産業の大きな需要が際立ち、高齢者産業は巨大な消費市場の潜在力を秘めているとの見方を示しました。

 報告書によると、2021~2035年、中国の高齢者産業はさまざまな面で大きな需要を生み出します。例えば、高齢者の健康面でのヘルスケア、慢性病の治療、医療保健、ホスピスケアなど、高齢者向け用品と制造面での高齢者向け製品、リハビリテーション補助具など、高齢者に優しい住宅の面での高齢者向け改築、高齢者に優しい環境とサービスなど、高齢者金融面での高齢者向け金融商品および高齢者産業金融支援などがあります。

 一方、2036~2050年には、1970年代、1980年代に生まれた人々が高齢者になるにつれ、中国の高齢者産業の需要は消費モデル、需要レベル、需要内容などの面で変化が起きます。例えば、オンライン消費モデルがより一般的になり、精神文化、生涯学習、社会参加は高齢者が求める重要なものとなり、スマート介護と科学技術による高齢者支援のニーズが浮き彫りになります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News