【8月31日 AFP】米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は30日の記者会見で、ロシアがウクライナ侵攻用の武器弾薬を調達するため、北朝鮮と水面下で活発に交渉を進めていると明らかにした。砲弾の供与が焦点となっているという。

 カービー氏は、ロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相が最近北朝鮮を訪問した際、ウクライナ侵攻で使用する弾薬の追加調達を図ったと主張。「この訪問以降、(ロシアのウラジーミル・)プーチン(Vladimir Putin)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記は、二国間協力の拡大を約束する書簡を交換した」と指摘した。

 また、北朝鮮が昨年、ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)に携行式ロケット弾とミサイルを供給した点にも言及した。北朝鮮はこれを否定している。(c)AFP