【8月31日 CGTN Japanese】マレーシアで生まれたジャイアントパンダ姉妹「誼誼(イーイー)」と「昇誼(シェンイー)」の中国返還に先立ち、マレーシアのクアラルンプール近郊にあるマレーシア国立動物園のパンダ館で29日、送別会が行われました。2頭は同日夜、空路で中国・成都に輸送されます。マレーシア国立動物園は23日からSNSを通じて、赤ちゃんパンダとの別れに対する未練と祝福の気持ちを表明し、現地のパンダファンから大きな反響を呼びました。

 パンダ姉妹の両親「興興(シンシン)」と「靚靚(リャンリャン)」は、2014年に中国からマレーシアに貸与されました。マレーシアに滞在して以来、3回出産しました。長女「暖暖(ヌアンヌアン)」は2015年に生まれ、2017年に中国に返還されました。次女「イーイー」は2018年1月生まれです。そして、三女「シェンイー」は2021年5月31日の中国・マレーシア国交樹立47周年の記念日に生まれたため、美談として伝えられています。

「イーイー」と「シェンイー」という2頭の名前はいずれもマレーシア国立動物園が社会から募集して選出したもので、中国とマレーシアの長く続く友情を象徴しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News