中米商務相が北京で会談 新たな意思疎通のチャンネル構築を宣言
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【8月29日 CGTN Japanese】北京を訪問しているレモンド米商務長官は28日、中国の王文涛(Wang Wentao)商務部長と会談しました。双方は中米経済貿易関係や共に関心を持つ経済貿易問題について理性的かつ率直で、建設的な意見交換を行いました。
王文涛商務部長は「経済貿易関係は中米関係を安定させる重石だ」と強調し、中米貿易はそれぞれの経済や世界経済にとっても重要で、米国側と相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの原則に基づき、両国商工業界の協力のために良好な政策環境を作り上げ、二国間貿易・投資の促進に最善を尽くすと中国政府の姿勢を示しました。
また、米国の対中301関税(1974年通商法301条に基づき2018年7月から継続している中国原産品に対する追加関税)、半導体政策、相互投資規制、差別的補助金、中国企業への制裁などを重点的に取り上げて厳正な関心を示し、「国家安全の汎化は正常な経済貿易往来に影響を与え、一方的かつ保護主義的な措置の実施は市場のルールと公平な競争原則に合致せず、グローバル産業チェーンとサプライチェーンの安全と安定を損なうだけだ」と指摘し、米国側が何度も表明した「中国側とのデカップリングを求めない」を実行に移すよう求めました。
レモンド長官は、米中が経済貿易分野で開放的かつ生産的な対話を展開する重要性を示し、双方は中米両国商務省間に新たな意思疎通のチャンネルを構築すると宣言しました。両者は意思疎通の恒常化に同意し、毎年少なくとも1回会談することで合意しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News