【8月27日 AFP】サッカースペイン1部リーグ、セビージャFC(Sevilla FC)の男子選手は26日、胸にスペイン語で「もう終わりだ」と書かれたTシャツを着てジローナ(Girona FC)戦の試合前のウオーミングアップに登場し、女子同国代表のヘニフェル・エルモソ(Jennifer Hermoso)に連帯を示した。

 エルモソは、優勝した女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)のメダル授与式でスペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)会長から無理やり唇にキスをされ、同日には国際サッカー連盟(FIFA)がルビアレス会長に暫定資格停止処分を科した。

「もう終わりだ」のフレーズは、スペイン女子代表の選手やエルモソ自身がソーシャルメディアの投稿などで使用しているもので、ルビアレス会長がトップに立つ体制を指しているとみられる。25日には、エルモソを含むスペインの女子選手81人が、現在の首脳陣が続投する限りは代表でプレーしないと明言している。

 26日には、アルメリア(UD Almeria)戦に臨んだカディス(Cadiz CF)の男子選手も、エルモソを支持するメッセージが書かれた横断幕を手に入場した。(c)AFP