中国映画「燃冬」の北京プレミア上映会 是枝裕和監督からビデオメッセージ
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【8月23日 CGTN Japanese】「爸媽不在家(ILO ILO)」(2013)などで知られるシンガポール出身の陳哲藝(アンソニー・チェン)監督が手掛けた中国映画「燃冬(The Breaking Ice)」のプレミア上映会が19日に北京市内で開催されました。会場では、チェン監督や主演の周冬雨(チョウ・ドンユイ)が姿を見せたほか、是枝裕和監督が寄せたビデオメッセージも紹介されました。
今年は8月22日が旧暦7月7日の「七夕」に当たります。中国では古くから伝わるロマンチックなこの記念日に合わせて、ラブストーリーの映画作品の上映が定着しています。そんな今年の「七夕映画」がこの「燃冬」です。「燃冬」では、それぞれの人生に迷いと戸惑いを抱える3人の若い男女が、中国北部の小さな町の延吉で出会い、「癒しの旅」に出かける様子が描かれています。来たる第48回トロント国際映画祭センターピース部門や第71回メルボルン国際映画祭への公式出品も決まりました。
北京でのプレミア上映会では、是枝裕和監督から寄せられたビデオメッセージも話題となりました。是枝監督はメッセージで、「主演の周冬雨(チョウ・ドンユイ)さんの大ファンだ。夢を諦めた彼女の複雑な気持や、細かい所の坊主頭とか傷跡とか、クマが象徴的に登場するところもとても好きだ。やり場のない若い人たちの苦しい気持ちは、3人の出会いによって氷が砕かれるように、溶けていくように徐々に変化していく、そういう姿がとても印象に残る素敵な映画だった。中国公開が成功することをお祈りする」と祝福の気持ちを伝えました。
「大ファン」と公言した是枝監督のメッセージに対し、主演の周冬雨は、「俳優として最高の光栄だ」とコメントしました。また、チェン監督は是枝監督からの大絶賛について、「映画は心を込めて作っていけば、必ずその気持がわかってくれる観客がいるはず」と語りました。
なお、22日には上海市内でこの作品のプレミア上映会が開催されました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News