グリーンウッドがマンU退団ヘ 暴行問題で残留困難と判断
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【8月22日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は21日、女性への暴行疑惑が問題になっていたFWメイソン・グリーンウッド(Mason Greenwood、21)について、双方合意の上で退団すると発表した。
グリーンウッドはネット上に投稿された画像や動画をめぐる疑惑で、2022年1月からユナイテッドで活動停止処分を受けていた。レイプ未遂や暴行の罪に問われていたが、英公訴局(CPS)は今年2月、重要証人の関与取りやめや新事実を理由に、起訴を取り下げていた。
そうした中でユナイテッドはこの日、6か月にわたる内部調査の結果、グリーンウッドの犯罪を示す証拠はなかったとしながらも、同クラブでキャリアを再開する難しさを、本人を含む関係者全員が認識しているとし、退団が最適であると判断したと説明した。
2025年6月まで契約が残っているグリーンウッドは、「告発された内容のことはしていないし、2月に起訴は全て取り下げられた」とした上で、「しかしながら、自分の交友関係で間違いを犯したことは全面的に認める。ソーシャルメディアでの騒動につながった状況についても、自分に責任の一端がある」と述べた。
「全員にとって最良の決断は、自分がオールド・トラフォード(Old Trafford)を離れ、存在が邪魔にならない場所でキャリアを続けていくことだ」
グリーンウッドはユナイテッドの育成組織からトップチームに昇格すると、公式戦129試合に出場して35得点を記録し、クラブでスター選手になることを期待されていた。(c)AFP/Julian Guyer