【8月20日 AFP】第19回世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)が19日、開幕し、女子1万メートル決勝ではシファン・ハッサン(Sifan Hassan、オランダ)がゴール目前で転倒するハプニングもあり、グダフ・ツェガイ(Gudaf Tsegay、エチオピア)が優勝を飾った。

 落ち着いた展開となったレースだったが、驚くような終盤にスタジアムは騒然となった。残り1周の鐘が鳴ると、東京五輪のこの種目と5000メートルを制したハッサンが外に広がりながら先頭を追いかけ、残り半周でトップに。ツェガイと前回女王レテセンベト・ギデイ(Letesenbet Gidey、エチオピア)がこれに追随した。

 残り100メートルでハッサンとツェガイが抜け出したが、ハッサンはスタジアムの巨大スクリーンに目を向けながら、ツェガイに抜かれないようにと内側のレーンから外側に出て、振る腕が2度ツェガイの胸に接触。すると、エチオピア生まれのハッサンがまさかの転倒を喫した。

 ハッサンがトラック上で悶絶する中、トップのツェガイに続いて2位でギデイ、3位でエジガエフ・タエ(Ejgayehu Taye)がフィニッシュし、エチオピア勢が表彰台を独占した。

 31分27秒18のタイムで優勝したツェガイはすぐさまフィニッシュライン方向に戻ると、ハッサンに慰めの声をかけた。

 日本勢では広中璃梨佳(Ririka Hironaka)が7位入賞を果たしている。(c)AFP