【8月18日 AFP】ロシア国防省は18日、首都モスクワ上空に飛来したウクライナ軍の無人機を防空部隊が撃墜したと発表した。

 同省のテレグラム(Telegram)投稿によると、ウクライナ軍は同日午前4時(日本時間同10時)ごろ、「モスクワ市および州内の標的に対し、無人航空機(UAV)を用いて」攻撃。「同機は防空兵器による迎撃を受けて針路を変え、居住用ではない建物に墜落した」という。

 モスクワ市のセルゲイ・ソビャニン(Sergei Sobyanin)市長もテレグラムに、救急当局が現場に向かったものの、死傷者はいないとみられると投稿。「UAVの残骸がエキスポセンター(Expo Center)周辺に落下したが、施設に大きな被害はなかった」と説明した。

 一方、国営タス通信(TASS)は救急当局の話として、同センターのパビリオンの壁が一部倒壊し、その範囲は「約30平方メートル」に及んだと伝えた。(c)AFP