【8月18日 AFP】インドを代表する陸上女子短距離選手のデュティ・チャンド(Dutee Chand)が、ドーピング検査で2度不合格となり4年間の出場停止処分を受けたと、18日に地元メディアが報じた。

 第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)で100メートルと200メートルの銀メダルを獲得しているチャンドは、100メートルでは11秒17のインド記録を保持しているとともに、国内では有名な同性愛者の一人でもある。

 27歳のチャンドは今年6月、リオデジャネイロ大会、東京大会に続いて3度目の出場となる来年のパリ五輪後の現役引退を表明していたが、検査で禁止薬物の陽性反応が出たため少なくとも2027年まで競技から除外されることになったと、主要紙タイムズ・オブ・インディア(The Times of India)は報じている。(c)AFP