【8月18日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は17日、側近の発言を打ち消す形で、ロシアとの和平交渉の条件を決定できるのはウクライナだけだとするNATOの立場を改めて強調した。

 ストルテンベルグ氏の側近、スティアン・イェンセン(Stian Jenssen)氏は15日、ノルウェーでの討論会で、ウクライナが領土の一部をロシアに割譲すれば、NATOに加盟できる可能性があると発言。後に撤回していた。

 ストルテンベルグ氏は同じ討論会で、「交渉条件が整ったかどうか、最終的に行われる交渉の場で受け入れ可能な解決策が何かを決められるのはウクライナ人だけだ」「われわれの仕事は彼らを支援することだ」と述べた。(c)AFP