【8月17日 Xinhua News】中国江蘇省(Jiangsu)塩城市(Yancheng)では新エネルギー車産業が急速に発展しており、市内の保有台数も6月末現在で約5万9千台と前年同期に比べ76・3%増加した。中でも農村地域は持続的な充電インフラ整備により新エネ車がますます増えている。

 中国送電大手、国家電網傘下の国網塩城市大豊区供電は、農村地域で電力網の強化・高度化プロジェクトを持続的に実施。地元給電施設の公共スペースに公共充電スタンド32基を設置し、郷鎮エリアの新エネ車ユーザーが抱える充電難を解決した。

 同社は北京汽車や起亜、フォルクスワーゲン、小鵬汽車(シャオペン)などの新エネ車販売店31店舗と自動車購入から充電スタンド導入までの一括サービス提供に関する協力協定を締結。消費者が自動車を購入した時点で充電スタンド関連の手続きを完了できるようにした。

 同市の農村地域では今年受理された充電スタンドの設置申請が前年同期比2・4倍となっており、これまでにスタンド3621基の設置作業が完了した。江蘇省は2025年までに省内で各種充電スタンド計80万基を設置する方針を明確に示しており、特に農村地域で充電ネットワーク構築を加速させるとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News