【8月17日 CNS】中国の阿里巴巴集団(アリババグループ、Alibaba Group)傘下の物流会社「菜鳥(Cainiao)」は、2023年度内に包装資材の総消費量を大幅に削減すると発表した。物流の温室効果ガス削減目標の実現とシステム変革を推進するために、注文、梱包、輸送、倉庫保管、リサイクルの五つのグリーン物流システムを構築中だという。

 包装の削減に関しては、元箱や古い包装を活用した配送を積極的に進め、使用する包装資材の量をさらに削減する。総量は1年間で18万4000トン以上になる見通し。リサイクルされる紙箱の数は2382万個になる計算だ。

 また、菜鳥は都市近距離物流の電気自動車(EV)化を推進し、3月31日現在、使用するEV台数は全体の33パーセントを占める2900万台を突破している。また、倉庫屋上に設置している分散型太陽光発電の設置容量も、昨年の24.9メガワットから30.0メガワットに増加した。

 さらに、自社の温室効果ガスの削減に加えて、パートナー各社に二酸化炭素(CO2)の排出量を抑えるソリューションを提供している。浙江省(Zhejiang)、安徽省(Anhui)、湖南省(hunan)、広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)の郵政行政の支援を受けて、環境に配慮した速達郵便向け試験プロジェクトを立ち上げた。

 菜鳥はまた、中国農村発展財団など28の非営利団体と協力し、オンラインで物資の流れを視覚化し、追跡できるシステムも立ち上げた。 国連世界食糧計画(WFP)とも世界物流協力協定を締結。中国の物流会社がWFPの物流パートナーとなるのはこれが初めてという。(c)CNS/JCM/AFPBB News