【8月14日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2023)は13日、女子シングルス決勝が行われ、大会第4シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)が6-1、6-0の49分で第15シードのリュドミラ・サムソノワ(Liudmila Samsonova)に圧勝し、WTA 1000で2勝目を挙げた。

 敗れたサムソノワは、前日に予定されていた第3シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)との準決勝が雨のため順延となり、この日はダブルヘッダーを余儀なくされた。ルバキナにはフルセットの末に勝利して決勝に勝ち上がってきたが、疲労困憊(こんぱい)で1日2勝とはならなかった。

 昨季のグアダラハラ・オープン(Guadalajara Open 2022)に続くWTA 1000のタイトルを獲得したペグラは、「もちろん、彼女がフィジカル的に最高の状態ではなかったのは分かっているが、同時に自分も非常にクリーンな試合をすることができた。アンフォーストエラーとかもなかったと思う。完璧と言ってもいい試合だった」と話した。

 その一方で、できればしっかりと休養の取れた状態のサムソノワと対戦したかったと認め、「理想的とは言えない。公平ではない条件でプレーするのは気分が良くない。特に彼女のような素晴らしい選手が相手の時は」とサムソノワを気遣った。

 サムソノワ本人も、準決勝と決勝の間に回復する時間がほとんどなかったと明かし、大会のスケジュールが負担になったと嘆いた。(c)AFP