3000年前 新疆の天山にグラフィティアート?
このニュースをシェア
【8月19日 CGTN Japanese】今から3700~3900年前の岩絵の様相を究明する作業がこのほど中国西部の新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の天山山間地帯で始まりました。
自治区内の博爾塔拉(ボルタラ)蒙古自治州温泉県の50キロ西の山のふもとには花崗岩群があります。作業スタッフによると、岩絵の具体的な場所は阿敦喬魯(アドゥンチュル)墓地の周辺で、題材が多様的であり、オオカミ、ウマ、シカ、北山羊(高山地帯のヤギの一種)の様子を生き生きと表現するほか、古代の人が手に弓を持って猟犬と猟に出掛ける場面も描いています。
中国は2010年から同地域の岩絵に対する文化財としての調査と保護作業を行っています。当時、岩絵120カ所が確認され、2015年にはさらに352カ所を発見しました。今年、同地域の周囲5平方キロの範囲内にある岩絵を調査、記録、保護すると同時に天山山間地帯に分布している100カ所以上の壁画遺跡を対象に、衛星測位・マークを行う計画です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News