【8月14日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、サウジアラビア移籍に向けて「交渉中」であることが13日、分かった。一方で、クラブと冷戦状態にあったキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)はトップチームに復帰した。

 PSGに近い関係者は、ネイマールは「すでにクラブの一員ではなく、監督の構想内にもない」と話し、すぐにサウジアラビア1部リーグのアル・ヒラル(Al Hilal)移籍が取り沙汰されている。

 別のサウジ関係者は、ネイマールの代理人とアル・ヒラルを保有する政府系基金「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」による「直接交渉」が進行中だとコメント。「数時間後に彼と合意に達した場合は、PSGとの交渉をすぐに始める。契約がまとまればアル・ヒラルでプレーすることになるだろう」と話した。

 ネイマールは2017年に世界最高額の移籍金2億2200万ユーロ(約352億円)でスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)からPSGに移籍したが、13日の複数メディアの報道では、アル・ヒラルが8000万ユーロ(約127億円)前後でオファーを出すという。

 一方、契約問題がこじれて数週間にわたってトップチームから外され、12日のロリアン(FC Lorient)との開幕戦もスタンドから見つめたエムバペだが、ひとまずチームに復帰することになった。

 PSGは「非常に建設的かつ前向きな話し合いが、パリ・サンジェルマンとキリアン・エムバペとの間でロリアン戦の前に行われた。その結果、エムバペはけさのトレーニングからファーストチームに復帰した」とコメントした。(c)AFP