【8月10日 AFP】ロシア検索エンジン最大手「ヤンデックス(Yandex)」の創業者が10日、同国によるウクライナ侵攻について「野蛮」だと批判した。侵攻を批判するロシアの著名実業家は少ない。

 アルカディ・ボロズ(Arkady Volozh)氏は声明で、「ロシアのウクライナ侵攻は野蛮だ。明確に反対する」「ウクライナでは、人々の家が日々爆撃されている。私の個人的友人やその親族も多い」と述べた。

「私は戦争に反対だ」

 ボロズ氏は、2014年にイスラエルに移住。昨年、欧州連合(EU)の制裁対象となり、6月にヤンデックスの最高経営責任者(CEO)を退任した。

 ヤンデックスはAFPの取材に対し、コメントをしなかった。

 ロシア当局は近年、かつては言論の自由の最後のとりでと考えられていたインターネットに対する統制を強めている。(c)AFP