イニエスタ「新たなページを」 UAEのエミレーツ・クラブ加入
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【8月10日 AFP】サッカー元スペイン代表のスター選手で、Jリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸(Vissel Kobe)を退団したMFアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta、39)が9日、アラブ首長国連邦(UAE)1部リーグのエミレーツ・クラブ(Emirates Club)に加入した。
イニエスタは、本拠地ラスアルハイマ(Ras al-Khaimah)で行われた会見で、「FCバルセロナ(FC Barcelona)と日本で長年過ごした後で、自分のキャリアにおいて新たな非常に大きなステップだ」と話し、「新たなページを開くためにここに来た。チームで最高の結果を出せるようにできることをすべてやる。バルセロナでもヴィッセル神戸でも常に自分のベストを尽くしてきた。ここでも同じようにやりたい」と意欲を口にした。
背番号は8を着用する。
イニエスタは2018年、スペイン1部リーグのバルセロナから神戸に移籍。神戸では19年に天皇杯(The 99th Emperor's Cup)を制し、20年のAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2020)ではベスト4進出に貢献したが、今季は出場機会が減っていた中で、契約終了を待たずに退団することが5月に発表されていた。
バルセロナでは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)優勝4回、リーグ優勝9回を果たし、スペイン代表としても10年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)制覇や08、12年の欧州選手権(UEFA Euro)連覇を経験した。
サッカー界では最近、キャリアの終盤に入った大物選手が続々と中東に移籍しており、特にサウジアラビアはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)やカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)らの引き抜きに成功している。(c)AFP