【8月9日 AFP】ロシア政府は8日、最近相次いで発生している国内の徴兵事務所への放火について、ウクライナがロシア国民を扇動して実行させていると非難した。

 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が昨年ウクライナ侵攻を命じて以来、ロシア各地で徴兵事務所が攻撃を受けている。

 検事総長室は、こうした攻撃はウクライナでの「ロシア軍の進撃の成功」と結び付いていると主張。容疑者は全員ロシア国民だが、ウクライナからの電話での「指示」に従って実行されたとの見方を示した。

 ウクライナの関係者が警察官や銀行員を装い、ロシア国民に「犯罪を実行」させているという。

 内務省は、こうした電話は主に高齢者を標的にしており、放火はここ数日で「急増」していると指摘。徴兵事務所への攻撃は20年以下の懲役刑が科される重罪だと強調した。(c)AFP