【8月9日 AFP】サッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)で見事に16強入りを果たしたナイジェリア代表が8日、国際プロサッカー選手会(FIFPro)の支援のもと、高額のボーナスと費用を支払うという「約束を守る」ようナイジェリアサッカー協会(NFF)に求めた。

 ナイジェリア代表は大会前からボーナスをめぐって協会と対立し、チーム初戦をボイコットする可能性もちらつかせていたが、いったん問題を忘れて東京五輪金メダルのカナダとの初戦に引き分けると、共催国のオーストラリアを破り、決勝トーナメントに進出した。

 しかし、欧州チャンピオンのイングランドにPK戦の末に敗れ、大会から姿を消したことで、チームは協会との争いを再開。選手を代表する組織であるFIFProとともに、この件はまだ終わってなどいないと発表した。

「FIFProは、ボーナスの支払いと合宿の手当、費用をめぐるナイジェリアサッカー協会との対立で、選手を支援する。支払いのいくつかは、2021年にさかのぼるものだ」

「スーパーファルコンズ(Super Falcons、ナイジェリア女子代表チームの愛称)は、今こそ協会が約束を守り、巨額の支払いを行うべきときだと信じている」

「FIFProは引き続き選手と連携し、彼女たちの契約上の権利が尊重され、巨額の支払いが決着するよう取り組んでいく」 (c)AFP