【8月7日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミ(Inter Miami)に加入したアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)が6日、リーグスカップ(Leagues Cup 2023)決勝トーナメント2回戦のFCダラス(FC Dallas、米国)戦で2得点をマーク。チームも4-4の打ち合いの末のPK戦を制し、8強入りを果たした。

 メッシにとって加入後初のアウェーゲームで、チームは守備のもろさが露呈し、同じく新加入のセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)もほぼ沈黙したが、その中でもメッシは違いを見せた。

 メッシは6分、この試合で移籍後初先発となったジョルディ・アルバ(Jordi Alba)の折り返しから先制点を決めた。その後、残り10分で2-4と2点を追っていたインテル・マイアミは、メッシが85分に代名詞のカーブをかけた直接FKを決めて同点とした。

 MLSとメキシコリーグのクラブが参加するリーグスカップは、延長戦がない方式のため、そのままPK戦に突入。メッシが1人目のキックを決めたチームは、18歳のベンジャミン・クレマスキ(Benjamin Cremaschi)が最後のキックを成功させ、PK戦を5-3で制して8強入りを果たした。

 メッシはこれで、加入後4試合で7ゴールを挙げている。FCダラスを率いるスペイン人指揮官のニコ・エステベス(Nico Estevez)監督は、「もちろん、メッシにとってあのエリア付近のFKは、他の選手にとってのPKと同じだ」と話した。

 インテル・マイアミはメッシとブスケッツを獲得するまでリーグ戦11試合未勝利が続いていたが、加入後は公式戦全勝を記録している。(c)AFP