【8月6日 CGTN Japanese】中国では最近、古い時代の鏡を紹介するテレビ番組が放送されました。中でも洛陽博物館が所蔵する唐代の高級化粧鏡は細工が精巧で、もはや美術品の領域です。

 この金銀鸞鳳花鳥文様銅鏡で目を引くのは裏面です。1000年以上前の最高の「化粧道具」ですが、本体の素材はありふれた銅です。しかし鏡の裏面は、光沢にあふれていて、見る人の視線を吸い込みます。形状は八弁の葵の花の形で、蓮の花、牡丹、蝶、鸞鳳を示す唐代に流行した花鳥紋です。図柄はいずれも縁起の良いもので、鏡の裏面はまるで生き生きとした「ミニチュアガーデン」のようで、金銀が交錯して見る者を「クラクラ」させる特別な動的効果があります。このような効果は唐代に盛んに行われた技術の「金銀平脱」に由来しています。この技術を取得するには極めて長い時間と努力が必要で、この技術で加工された鏡は光り輝く印象を持ちます。

 中国では極めて早い時期から青銅の鏡が鋳造されました。どのようにして、このような鏡の鮮明さや本物の美しさが得られたのでしょうか。古代にも鏡を研磨する標準的な技法がありました。まず使用されたのは「鏡磨き用のレンガ」で、このレンガで鏡面を整えて表面を滑らかに仕上げることができました。ただし、鏡にはさらに「高精細」処理をする必要がありました。「レンガ処理」を終えても鏡は物をぼんやりと映すだけでしたが、さらに錫粉とフェルトで研磨する過程を経ることで、髪の毛や眉の毛の細かいところまではっきりと映せるようになったとのことです。唐代には、鏡磨きの専門の鏡磨き屋がどこにでもいる普通の職人だったとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News