【8月4日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)安全保障会議副議長は3日、今年に入ってから3日までにロシア軍に入隊した契約兵が23万人超に上ったと明らかにした。

 ウクライナ軍の反転攻勢に対抗し、占領地域の奪還を阻止するため、ロシア政府は今年、軍隊への勧誘活動を積極的に展開している。

 2008~12年に大統領を務めたメドベージェフ氏は「国防省によると、1月1日から8月3日までに、計23万1000人以上が従軍契約を結んだ」と述べた。

 昨年9月、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が第2次世界大戦(World War II)以来初の「部分的」動員を発令し、国内に大きな衝撃を与えた。

 動員令の再発動は避けたいロシア政府は、金銭的なインセンティブを提示して大規模な勧誘活動を実施している。

 当局は増員目標を公表していないが、志願兵40万人の確保を目指しているとの推算もある。

 セルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu) 国防相は昨年、兵力を150万人規模に増強するとの方針を示していた。(c)AFP