【7月28日 CGTN Japanese】中国西部の陝西省（Shaanxi）西安市（Xi'an）紅東花園マンションで24日午前、このマンション住む幼児が3階から転落する事故が発生しました。この危機一髪の一瞬に、近くを通りかかった多くの住人が落下地点に駆けつけて、両手を広げてキャッチを試みました。結局は、あるバスの運転手が幼児を見事に受け止めました。幼児に大きなけがはありませんでした。

　転落した幼児はわずか1歳7カ月でした。祖母と一緒に家にいましたが、祖母は幼児が寝たので、薬を買いに家を出ました。しかし、幼児は祖母がいない間に目を覚まして、鍵のかかっていない窓を押して、這い出したとのことです。

　集まった多くの人は転落する幼児を救おうと、両手を広げてキャッチを試みました。最も適した場所にいた黒い服を着た若い男性が幼児を見事に受け止めて、自分の腕で幼児の落下する勢いを緩和して、直接に地面に落ちることを食い止めました。幼児はすぐに病院に搬送されて検査を受けました。幸いなことに大きなけがはありませんでした。

　25日午後になり、幼児を受け止めた男性が判明しました。男性は西安市公交六公司（第6バス会社）に勤める39歳のバス運転手の王静さんでした。幼児の父親涙を浮かべて王さんに、「あなたは子供だけでなく、私たち全家族も救ってくれた。ありがとう、ありがとう！」と感謝の気持ちを伝えました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News