中国の有人月面着陸計画用ロケットのメインエンジン 燃焼試験に連続成功
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【7月24日 CGTN Japanese】中国の有人月面着陸用ロケット「長征10号」のメインエンジンが22日、燃焼試験に再度成功しました。エンジンの始動、シャットダウンおよび高・低稼働状態の運転の安定性などに関する評価が行われ、関連する試験要件を順調にクリアしました。
今回の試験で使用されたエンジンは燃料に先進的な液体酸素ケロシンが採用され、既存の「長征5号」など次世代ロケットに使用されている高推力液体酸素ケロシンエンジンを改良したもので、推力は130トン級に達しており、「長征10号」のコアステージとブースターに使用されます。今年下半期にも数回の高高度シミュレーションが行われ、エンジンの関連性能やパラメータが最終的に決定される予定です。
次世代の有人打ち上げ用ロケットとして「長征10号」は主に有人宇宙船と月着陸船を地月遷移軌道に送り込む役割を担っており、ロケットの高さは92メートル、離陸重量は約2187トンで、離陸推力は2678トンです。
「長征2号」Fキャリアロケットチーフエンジニアを務める容易氏は、「この運搬ロケットのコアステージの直径は5メートルで、直径5メートルのブースターがバンドルされている」と説明しました。有人月面着陸の需要に応えるため、将来の月遷移軌道の搭載能力は「長征5号」の3倍以上の27トン、地球近傍軌道の搭載能力は「長征5号」の約3倍の約70トンになります。
中国有人月面着陸の初歩的な計画によりますと、2030年前までに有人月面着陸実現し科学的探査を行い、その後、月科学研究実験ステーションの建設を検討し、体系的かつ継続的な月探査と関連技術試験の検証を実施するとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News