【7月24日 AFP】サッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)は23日、グループFの試合が行われ、フランスはジャマイカと0‐0で引き分けて、いら立ちの募る大会初戦となった。

 国内リーグが強力にもかかわらずこれまでW杯制覇の経験がないフランスは、雨が降るシドニーに集まった観客約4万人の前でジャマイカの健闘を許した。開幕前は女王の米国やイングランドと並んで優勝候補に挙げられており、この日もボール支配率やチャンスの数で上回ったものの、後半にはシュートが枠に嫌われるなどし、ジャマイカを崩せなかった。

 一方、2度目のW杯出場となったジャマイカは前回のフランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)では3連敗に終わっていたため、チーム史上初の勝ち点1を手にしている。

 グループEでは、前回準優勝のオランダが初出場のポルトガルに1‐0で勝利した。13分にステファニー・ファンデルフラフト(Stefanie van der Gragt)が決めた強烈なヘディングシュートが決勝点となった。

 27日にオランダは、前回決勝の再戦となる米国とのグループの大勢を決める一戦に臨む。(c)AFP