【7月23日 AFP】ラグビーテストマッチが22日、札幌ドーム(Sapporo Dome)で行われ、日本は9月のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)で同組のサモアに22-24で競り負けた。リーチマイケル(Michael Leitch)が前半で退場になったのが響いた。

 日本は前半6分に代表デビューのアマト・ファカタヴァ(Amato Fakatava)のトライで先制したが、前主将のリーチが同30分に危険なタックルで一発退場となった。

 その後はアラマンダ・モトゥガ(Alamanda Motuga)とジョナサン・タウマテイネ(Jonathan Taumateine)にトライを決められながらもSO李承信(Lee Seung-sin)のキックでリードを保ったが、後半23分にトゥムア・マヌ(Tumua Manu)のトライから逆転を許した。

 FL姫野和樹(Kazuki Himeno)は「正直残念な気持ちが強い」と悔しがり、リーチの退場後は「悲観することなくゲームを続けたかったが、チームが少し落ち込んでしまった感じがあった。そこで流れを戻せなかった」と話した。

 李は、1人少ない状況での戦いになったことについて「14人でどういうプランを持って戦うのかというのは、なかなか練習では味わえない経験」と前向きに捉え、「その中でもしっかり全員がファイトして、スコア的には負けてしまったが、ポジティブなところがたくさんあったので良い経験になった」と語った。

 日本代表は次戦、29日にトンガと対戦する。(c)AFP