【7月19日 CGTN Japanese】中国国営の中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ、CMG)が国内の博物館と共同でリリースした文化・歴史系カレンダーアプリ「文博カレンダー」は18日、河南博物院所蔵の文化財「絵彩陶伎楽女俑」を取り上げました。この精巧な芸術品を通じて、人々は隋の時代(581~618年)の楽団の構成や当時よく使われていた楽器を知ることができます。

 1959年、中国中部の河南省(Henan)安陽市(Anyang)にある古墳「張盛墓」から隋のものとされる「絵彩陶伎楽女俑」が計13点出土しました。楽器を手にした「楽俑」が8点、踊り手とみられる「舞俑」が5点で、「舞俑」の中には雰囲気を盛り上げる役目を果たす手をたたく動作を示すものもあります。

「バンド」のメンバーは全員、細い袖のトップスにハイウエストのスカート、そしてふわふわとした帯を着けています。髪飾りとして当時ファッション界を風靡(ふうび)したくしが飾られています。楽舞俑の姿はそれぞれ違っていて、和やかな表情を見せています。遠くから見ると、まるで華やかな夏の公演会場のようです。

 また、この隋のガールズバンドには、当時最も流行した曲項琵琶(棹の曲がった琵琶)、五弦琵琶(現在は四弦がメイン)、竪箜篌(古代ハープ)、排簫(はいしょう)、横笛、鈸(はつ、銅製のシンバルのような打楽器)、篳篥(ひちりき)という7種類の楽器がそろっています。このような楽器の組み合わせによって吹奏、弾奏、打楽器演奏という三つの演奏方式をすることができ、多様な民族の文化が隋の時代に深く融合したことを物語っています。そのうち、曲項琵琶、五弦琵琶、竪箜篌、鈸、篳篥はいずれも西域起源の楽器とされています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News