犬のふん害対策、DNA検査義務付け 南仏
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【7月19日 AFP】フランス南部ベジエ(Beziers)で、犬のふんが歩道に散乱している現状に対処するため、ペットのDNA検査を飼い主に義務付ける条例が2年間の期間限定で試験的に施行された。清掃作業員がふんを見つけた場合、検体を採取して飼い主を特定できるようになる。
市中心部では、犬のDNA検査証明書の提示を警察に求められ、提示しない場合は38ユーロ(約6000円)の罰金が科される。ふんを放置した飼い主には、清掃料として120ユーロ(約1万9000円)の支払いが求められる。
ただし、ロベール・メナール(Robert Menard)市長は、120ユーロの清掃料の適用については3か月間の猶予期間を設けるとしている。
市長は、人口7万5000人の同市で犬のふん清掃には年間約8万ユーロ(約1200万円)の費用がかかるとしている。
犬のDNA検査は通常、獣医師が唾液を採取して行う。イスラエルのテルアビブ、スペインのバレンシア(Valencia)、英ロンドンの一部地域など、世界中の多数の都市で同様の措置が取られている。(c)AFP