【7月17日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミ(Inter Miami)は16日、米フロリダ州マイアミ北部フォートローダーデール(Fort Lauderdale)にある本拠地DRV・PNKスタジアム(DRV PNK Stadium)で、アルゼンチン代表リオネル・メッシ(Lionel Messi)の入団セレモニー「The Unveil(お披露目)」を開催した。

 雨の中のイベントでメッシはサポーターにあいさつすると、クラブのオーナーから「米国の背番号10」とたたえられた。

 激しい雷雨のため、イベントは2時間ほど遅れて開始。それでもスタジアムに詰めかけたほぼ満員の観客は、開始前に会場が暗転するとメッシの名前を叫んだ。

 共同オーナーで元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏はセレモニーの冒頭で、メッシの加入を「夢の実現」だと述べると、ホルヘ・マス(Jorge Mas)オーナーは「これはわれわれの瞬間! この国のサッカーを変える瞬間だ!」とファンをあおり、メッシを「あなたたちの新しい背番号10、米国の背番号10」だと紹介した。

 メッシは「応援してくれて、こんな愛を与えてくれてみんなに感謝している。マイアミに来ることができて本当に幸せだ。クラブが成長し続けられるように戦い、勝ちたいという気持ちはこれまでと同じだ」と述べた。

 11日にマイアミ入りし、家族と地元のスーパーマーケットで買い物している姿をとらえられた写真が話題になっていたメッシは、「家族とともにこの街に来て、このプロジェクトを選んだことをうれしく思っている。僕らは楽しんで、よい時間を過ごし、良いことが起きるだろうと確信している」と付け加えた。

 メッシは21日に行われるリーグスカップ(Leagues Cup 2023)のクルス・アスル(Cruz Azul、メキシコ)戦で新天地デビューを飾るとみられている。(c)AFP